車載工具止め具もアベールの製品ですが、ツマミのついた金具はモデルカステンのインジェクション製を使い、立体感を出しています。エッチングパーツの接着には何時ものようにエポキシ接着剤を使い、完全硬化前に爪楊枝ではみ出した部分を除去しています。その際、汚れが取れ難いときはタミヤアクリル溶剤を少し付けて擦ると簡単に落とせます。

車体上部正面装甲は、タミヤのキットでは正面から見たときに下側が狭くなる実車の特徴が再現されていないので、修正しています。これはキットでは車体側面にヌキテーパが付いている関係で、そのラインとの合わせのため無視されたものと思われます。車体上部正面装甲パーツの両端部分を少し削ることで、雰囲気がグッと良くなります。

砲塔はＧ型になるように天板部分をスクラッチ。枕頭ネジは0.8ミリのプラ棒にミゾを切って埋めています。キューポラはクリッパーの製品を使っています。ドラゴンのＴ34/76ドイツ軍仕様に付属するパーツが上出来ですが、今回は使用を見送っています。

さて、今回の更新での公開はここまで。妙に少ない情報だけで恐縮ですが、この続き、そして完成状態は2005年10月19日発売のモデルアートのミリタリーモデル専門誌「Panzer Graph!」第二号で完全公開！します。お楽しみに。